モータースポーツが好きな人なら一度はレーシングカーの写真を撮った事が有りますよね。でも、仕上がりは…恐らく全員がマシンが真ん中に写って無かったり、ブレてたり、豆粒だったり…どうやったら上手く撮れるんでしょうか。撮影場所?カメラ?レンズ?それとも、やっぱり“腕”?
レクチャー前の写真は、まぁ何ともビミョーな仕上がりです。
ナカナカ自由にならないモノもありますが、最後の“腕”については一気に上げる方法が有ります。3年連続での開催となる「小林直樹ラリー撮影講座」への参加です。講師は今も現役でWRCを転戦する小林直樹カメラマン。ワタクシ、初年度参加しました。結果は「腕、上がった」(筈)ですw
参加は初年度。1Dayのみの開催でした。朝集合し貸し切りバスで撮影場所へ移動。その間に撮影の基本から撮る時に頭に入れておく事をレクチャーされます。撮影場所では、プロカメラマンにしか許されていない場所での撮影が出来ます。
撮影講座隊の眼前の土嚢がキンチョーをそそります。そして当然、イロンナ物が飛んできます。
砂利とか、泥とか、砂埃とか…。
撮影場所移動の間には、一度撮影を実戦した事を踏まえてのノウハウやWRCの撮影現場での本誌には書けない秘話や裏話が。そして、SS二ヶ所での撮影後ホテルで自身の撮影データをプリントし、一枚ずつ小林カメラマンによる講評とコンテストを行いました。
私はこちらの写真でコンテストに挑戦しましたが「後ろのドアにピントが合ってる」と、玉砕しました。
初年度の参加費29,000.-は正直、参加する迄はリーズナブルとは思いませんでしたが、取材申請や保険の申し込み代行、2日通しの全SSの観戦券にCANONの新型一眼レフ(この時はEOS50D)&レンズのレンタルだけでも結構な手間ですが、片道50km以上離れた撮影場所への移動はとても過酷。なのに、寝てても(…いや、勿体ないですが)連れて行ってくれるのは安心の上、何より安全です。そのうえ、世界を転戦する現役プロカメラマンからアドバイスを貰える機会はまず無いでしょう。そんな訳で、年に一度のこの機会、時間の都合のつくアマチュアカメラマンには絶対お勧めです。
こちらは当日のコンテストで3枚選ばれたグランプリのうちの一枚です。(photoby 呼鈴)
こんな写真が撮れる・・・様になるかもしれません。
本年度の小林直樹撮影講座の詳細はこちら http://as-web.shop-pro.jp/?pid=34019179
【画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/08/17/51921
(川崎BASE)